令和4年2月24日発売の月刊LaLa4月号掲載の「転生悪女の黒歴史」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
ヨミはブラックサレナ邸でサグメレッタと過ごしていました。
マグノリア夫人の手記にはコノハは愛されるべき者として生まれ、イアナは死ぬために生まれてきたと予言されていました。
第二の試練はククリが教化の必要なしと判断したイザークの勝利と認められました。
祝勝会の準備をするイアナを手助けするイザークに、イアナはイザークみたいな人がいてくれて良かったと感謝します。
犯罪者の子は犯罪者になるという話で幼少期に過酷な経験をしたイザークは、聖者になって証明したかったと呟きます。
イザークはお祝いの言葉を伝えに来たコノハよりもイアナに目を奪われていました。
自分の作った世界だからこそ、イザークを聖者にしてコノハを救うとイアナは再び決心するのでした…
転生悪女の黒歴史38話ネタバレはこちら
目次
アクアは仲間たちにどういうことだと囲まれていました。
ウーニウェルスム様が求めているのは黒き歴史書の通りの完全に覚醒した聖女だと訴えます。
口だけか、などと罵倒する仲間たちにそう急かさないで下さいとアクアは泣きつきます。
テラはコノハの目覚めに必要なのはギノフォートの昏睡くらいの大きな衝撃だと言います。
アグニは昏睡作戦はイアナのせいで失敗したと口をはさみます。
一任しろと言っていたからにはアテがあるのかと疑いをウェントスは向けます。
軽い調子で皆に答え続けるアクアに、カエルムがマジでこれ以上ふざけたら殺すと殺気を出しました。
まずは仕込みが大事と言い、ギノフォートが無理ならば他の人形を使えばいいと軽く皆に伝えます。
これから起こるすべての流れを必ず覚醒に繋げて見せますと意気込みます。
祝勝会の翌日、目を覚ましたイアナに寝落ちしていただろとイザークが言いました。
最終巻の感想を話していないとゾンビ化しているイザークに、いや聞いたから…とイアナも消え入りそうに答えます。
最終巻のワンシーンに自分も萌えたと確認すると、ならいい…と力尽きたイザークにもう朝だとイアナは告げます。
祝勝会で疲れたから二人でお茶を飲んでいると軽い会話から踏み込み始めてアクセル全開で語り合ってしまったと振り返ります。
礼拝行ってきますと走って行くイザークをイアナは見送り、イザークは幼少期のことなんて話すつもりなかったのにと考えていました。
本来の黒歴史の聖者試験は闇魔法で心地いい夢を見せられるが、彼を助けたいと前向きな愛で打ち勝つという内容だったと思い出します。
今はギノフォートも昏睡していないからそういう展開はこないかなとイアナは安心していました。
走って行ったイザークは皆が来ていないと言われてしまいます。
全員お風邪を召したようでと言う神官に、教皇様の事をイザークは心配します。
大事を取って自室に待機してもらっていると伝え、あなたは優しい子ですねと声を掛けます。
試験を3回もやってコノハが聖女に選ばれる可能性が高いのにこんなに健気に頑張ってと言いだします。
顔色が変わったイザークに失言でしたと謝り、本日はこちらの教典で礼拝を済ませましょうと渡します。
何もかいていないですと本を開くイザークに、あなたの心の叫びが書いてありますと神官が言った瞬間、本が光り出しました。
イザークが倒れたと連絡があったのは周囲が光ってすぐの事で、イアナが慌てて駆けつけます。
皆が集まっていると聞いたイアナはただの寝不足ではないのか尋ねます。
イザーク様はもう目覚めないかもしれないとコノハから伝えられます。
礼拝の教典が呪具にすり替えられていたと言い、本を神官が取り出します。
この本は開いたものが理想の物語に入り込むという呪いの本で高確率で眠り続けて衰弱して死んでしまいますと伝えます。
転生したときに聖女として覚醒するはずだったけど、フラグを折ったために空いた聖女の枠にイザークが座れば黒歴史通りにいかなくなると考えていました。
イアナは黒歴史が物語を元に戻すために修正を開始しているんじゃないかと気づきます。
もしそうなら、イザークは消されてしまうかもしれないと考えたイアナに助ける方法がありますと神官が言いました。
同じ本を開いて中に入って起こしてあげればいいと教えると周囲がざわつき、イアナが私に行かせてくださいと言いました。
聖者試験はまだ終わっていないし、自分は側仕えだからと言いました。
本来の黒歴史と違って夢の中から本の中に変化しているけど全く恐怖は感じませんでした。
今、自分がまさに黒歴史の中にいるからと思いながら本を開くぞと意気込みます。
ソルが諦めて戻ってきたとしても誰もあなたを責めませんとイアナに伝え、自分の身の安全を考えてくださいと伝えました。
そして本を開くと、水の中に落とされて、空にタイトルが浮かび上がっていました。
ローズ王国で試練に負けた俺がもう一つの世界で全能勇者になった件、というのを見てチート系希望なんだとわくわくしていました。
すると町の人が魔王討伐を終えた勇者イザークがこの王都に戻ってくる日だと聞いてイアナは楽しそうだとみつめます。
凱旋式でイザークに声をかけて迎えに来たから一緒に帰ろうと話しかけます。
気付いたイザークはイアナに気付いて、一瞬戸惑いの表情を浮かべます。
もう一声だと思った瞬間、イザーク様ファンクラブに捕まりそうになってしまいます。
チート設定恐るべしと思いながら、イアナはあの手この手でイザークに帰ろうと訴えます。
自分が主役(チート)なら物語は楽しいから帰りたくないのは当然だけどとイアナは理解を示します。
今日こそ一緒に帰ろうと言うイアナに、イザークは俺の事は放っておいて一人で帰ればいいだろうとうんざりしたように伝えます。
ここは神様からもらったもう一つの世界で嫌になるくらいにたくさん人に必要とされる世界で楽しいと言いました。
まだ負けてないのに…と言うイアナに、神官から俺よりコノハ様の方が聖者に選ばれる可能性が高いと言われたと打ち明けます。
怒りを露わにするイアナに、負けていらない人間になるのがこわいと苦しそうに言いました。
過去に囚われるのが怖いと言い、現実に帰って向き合うことがそんなに大事かと逆にイアナに尋ねます。
逃げ道があるなら逃げたっていいだろと言い、ここには俺の必要なものが全部そろっていて何も欠けていないと言いました。
全部ここにあるなら仕方ないねとイアナは微笑み、無理強いはしないよと言いました。
本音は一緒に帰ってほしかったけど残りたいって気持ちもわかるから、一応夜までいるけどと言ってイザークに別れを告げました。
舞踏会では皆がイザークの功績をたたえ、人が集まってきました。
そして女性と本の感想を語り合っていると、イアナと呼んでいた時には感想がお互いにずれていたことを思い出します。
女性がイザーク様と同じ感想なのですが…と語っているのを聞いて、舞踏会を見て何かをイザークは決意します。
中学校の頃、コノハの様に皆に優しくされて世界に愛されるってどんな感じだろうと妄想していました。
ただ無条件に存在を許してほしくて、必要とされてはじかれない人生、それを当たり前に感じられる人生が欲しかったんだとイアナは感じていました。
空に浮かぶ本に手をかざしていると、待ってと声が聞こえました。
イザークは走ってイアナを抱きしめ、ここは俺の理想だと呟きます。
満たされることばかりでずっと幸せだろうなと思ったけど、ここにはお前みたいに本の変な解釈を聞かせてくれるような人間はいないと伝えます。
お前みたいに俺に都合の悪い意見で楽しませてくれる奴はいないと言って、この世界には唯一お前が欠けていたと強く抱きしめました。
じゃあ、帰る?と言って、子供みたいと言って隣に居てあげないと駄目だねとイザークに伝えました。
その時、空に浮かんでいた本がぱちぱちと音を立てて光り出してしまいます。
イザークが様子がおかしいと言い、空間が変わったことに気付きます。
俺の理想の世界なんかじゃないとイザークが言い、空にタイトルが浮かび上がりました。
死ぬ運命の悪女が運命にあらがって世界を滅ぼしてみた件、と一瞬で消えてしまいます。
目の前に本が現れて、開いてみるとマグノリア夫人の手記だとイアナは気づきます。
まさかこの世界って…転生前のイアナの理想の世界だと気付くのでした…
イアナじゃなければ、イザークに惚れてしまうような展開だと思うのですが…
イアナは自分に対する好意に気付かない才能を持っていますよね。
誰しも存在を認めてほしいと考え、そして一人でもいいから認めてもらったときに存在意義が生じるのかもしれませんね。
さて、次回はマグノリア夫人の手記に入り込んでしまったイアナ達の運命はどうなってしまうのでしょうか!?
次回の転生悪女の黒歴史40話が掲載される月刊LaLa5月号は3月24日に発売です!