DLsiteに掲載の「ホーカス・ポーカス」のネタバレをまとめました。
ホーカス・ポーカスのネタバレ
小さい頃から憧れの仕事だったメイクの仕事に就いたカナ。
モデル専門のメイク担当をしています。
明るくて丁寧なカナの仕事っぷりは、メイクしたモデルの男の子たちからもとても気に入られています。
若手モデルのランのメイクが終わったと同時に、ランの先輩モデルのマオが入れ替りでメイク室に入ってきました。
ランと軽口を交わすカナに、マオがカナの背中に言い寄ります。
冗談半分なのか本気なのか、ランに対し、マオは自分の方がカナを好きだからとカナを引き寄せます。
カナにメイクをしてもらうといい写真が撮れるとマオが畳みかけるようにカナを褒めます。
ランは、マオのように撮影はうまくはいかないと嘆きます。
でもカナのために今からの撮影を頑張るとカナに甘えるのでした。
そんなランに対して、マオは冷淡すぎる視線を送ります。
その視線がやけに気になり、ランは気を付けてとカナに注意を促します。
何を気を付けるのかよく分からない顔のカナ。
カナは、もしやさっき、マオにいいことを言われ浮かれ顔になってしまっていたのでは。
自惚れてはいけないと自分に言い聞かせます。
ランも撮影の仕事に行ってしまい、メイク室にはマオとカナの二人きり気になります。
マオに呼ばれ、メイク室で少し休憩をしたいから、その間おしゃべりに付き合って欲しいと言われます。
お詫びにとペットボトルを1本くれました。
気を遣ってもらってかえって申し訳ないと言いながら、カナはそのペットボトルの中身を一口飲みます。
この仕事が好きかとマオに問われます。
メイクをすることが、その人に魔法をかけるみたいで好きだから、とカナは楽しくマオとおしゃべりをします。
カナにメイクしてもらうと、気分も違うし、魔法をかけられたみたいだ、とマオは少し嘲笑ったような顔で返すのでした。
たくさんの人にそう思ってもらえたらうれしいと言いかけたカナ。
マオは、それは無理だと遮ります。
カナは意識が遠のいていきます。
そのまま、その場に伏してしまうカナの姿を、マオはしたり顔で見下ろすのでした。
ランはなぜか胸騒ぎがし、撮影から急いでメイク室に帰ってきます。
スタッフが、メイク室の入口のドアのところのこぼれたペットボトルの液体を拭いていました。
ランは、カナが見当たらないと顔面蒼白になり、そのスタッフに尋ねます。
カナは具合が悪くなったため、マオが送っていったと聞かされるラン。
カナは意識を取り戻します。
マオの部屋のベッドの上。
どうしてそこで目が覚めたのか、なぜマオがベッドの側にいるのか、全然状況がつかめないカナ。
薬が効きすぎていないかと心配するマオの一言に、カナは、薬とは何?と頭の中がグルグルになります。
マオがな何を言っているのかまるでわからないカナ。
何が起きているのか。
薬を試したって何?
問題なさそうで良かったって何?
マオがなぜそんなことをしたのかわからないとフラフラ立ち上がるカナ。
マオはカナにはっきりと言います。
カナのメイクの時の手や指先、リップを塗ってくれるときのカナの口元を間近で見ていて、カナを自分だけのものにしたいと強く思っていること。
自分以外の男が同じことをカナにされていることに激しい嫌悪を抱くこと。
自分以外の男たちの顔面をひっつかんで鏡に叩きつけたくなるということ。
自分がそうならないように、カナに、カナがかけた魔法を解いて欲しいと。
それが無理なら、カナが自分の魔法にかかってくれと。
カナを無理やりベッドに押し倒します。
ベッドの上で、カナをぐちゃぐちゃにするマオ。
何回も強引に極地まで達せさせられるカナ。
咳き込みながら、もうやめてほしいとマオに請い続けます。
マオは、カナが自分を好きになったらやめてもいいと命じます。
ウソでもそういえばいいのにと。
カナは、恐怖のあまり、怯えてされるがままになります。
マオは傲慢に攻撃の手を緩めず、何回も繰り返し、成し遂げ続けていきました。
好きという言葉を強要させられ、好きですと言うカナ。
マオは、俺も好きだと高笑いします。
カナが好きだと言っても、やめるつもりは最初からないと、マオは犯す手は止めずエスカレートしていきます。
カナがマオから逃げたいためにウソの好きを言っているかぎり、今の行為をまったくやめるつもりはないマオ。
首を絞め、涙でぐちょぐちょの、茫然自失のカナに、意識も失っていくカナに、強引にキスをします。
カナの泣き顔も、苦しむ顔もたまらないマオ。
ひたすら襲いまくり、もう意識もないカナに、自分のものになってくれるかと問うのでした。
カナは、気付くとまだマオ部屋の中にいました。
夢ではなかったの?
早く逃げないと!と焦るカナのスマホに、ランからの電話がなります。
人気モデルのマオが担当ヘアメイクと電撃婚約とテレビで大騒ぎしていると、ランは伝えます。
ランは、なんでマオもカナも事前に自分に教えてくれなかったのかと祝福の言葉と共にカナに言います。
ランが何を言っているのか分からないカナ。
ランとの電話に返す言葉も失ってしまいました。
背後にマオが立ち、ランとの電話を取り上げ、カナには仕事を辞めさせると話します。
カナがマオ以外に魔法をかけられなくなった分、今度はマオがカナだけの魔法使いになるからと、カナの耳元にささやくマオ。
凍り付くカナ。
ホーカス・ポーカスの感想
マオの愛、淡々とした恐怖があります。
愛の深さ、一方通行、狂気じみた重み。
カナは壊れてしまうのでしょうか。
前半見られたカナの明るさや笑顔は、いつか見ることができるのでしょうか。
それとも…。