令和4年3月24日発売の月刊LaLa5月号掲載の「転生悪女の黒歴史」についてネタバレをまとめました。
【前回までのあらすじ】
アクアは話が違うと言う仲間たちに、コノハの目覚めに必要な人形はギノフォートだけじゃないと楽しそうに伝えます。
これから起こるすべての事を覚醒に繋げて見せると言い切ります。
イザークとイアナは読んだ本の事でアクセル全開で語り合い、イザークは礼拝へ行きました。
するとイザークが倒れたと知らされたイアナは、助けるために呪具の本の中へ入り込みます。
そこではイザークは勇者と称えられており、イアナとは帰らないと言い切ります。
イアナはイザークの気持ちを汲み取り、一人で帰ろうと決心しました。
イザークはこの世界にはお前だけが欠けていると言って追いかけてきて一緒に帰ろうと伝えます。
すると次の本へ迷い込み、それはイアナとコノハの母、マグノリア夫人の手記でした…
目次
イザークはタイトルを見て悪女って書いてあるけど…とイアナの世界なのかと戸惑います。
イザークの理想の世界にいたのに、転生前のイアナの世界に変化したのかと理解します。
目の前に浮かんだ本を二人で帰るための本とは違うみたいだけど…とそっと開きます。
愛する娘のコノハは世界を救い愛される者としての明るい未来、同じくイアナにはイアナ自身の死がコノハの力になるという酷な未来と書き出してあります。
父親の手記かと言うイザークに、イアナはお父様の字じゃないと答えます。
この予言を発言すれば周囲が黙っていないから娘たちを守らなければと続きます。
理想の世界が作り出した本だから真実とは限らないから、心当たりはないのかとイアナに尋ねます。
コノハの聖女としての覚醒はギノフォートの昏睡がきっかけだったはずだとイアナは振り返ります。
タイトルは死ぬ運命の悪女が運命にあらがって世界を滅ぼしてみた件だよなとイアナに確認します。
全然滅びてないと思うけど…と指さした先には平和な世界が広がっていました。
綺麗…と言うイアナに本当にお前の世界かと呟くイザークになりきり勇者は黙っとれと突っ込みます。
人がいるから声を掛けようとしますが、すり抜けてしまいます。
物語が始まってからのイアナしか記憶にないけど、忘れてしまった記憶でもイアナの記憶は自分自身の記憶だと理解していました。
自分の設定で悪女と呼ばれてイアナが何を想って生きて来たのか知らなきゃいけないと強く願いました。
様子がおかしいイアナに、イザークが声を掛けるとイアナは涙を流して頭を抱えてしまいます。
頭が割れるように痛み、頭の中に様々な記憶が流れ込んできます。
12年前、まだ仲の良い姉妹だった二人は普通に遊んだりいたずらしたりと普通の子供でした。
母親が亡くなった頃から徐々にイアナは変化を感じていました。
コノハが色々な偉業を成し遂げるたびに、イアナも同様に村人たちのために全力を尽くします。
すると、イアナが関わった事柄ではすべて人が死に、どんなに探しても問題点がありませんでした。
すると悩んでいるイアナにお茶を運んできたコノハが倒れ、実の姉を手にかけたとイアナは一人になってしまいました。
こっそり、何かの役に立てればとどれだけ慎重に動いても失敗に終わることに絶望をかんじていました。
すると、書斎で母親の手記を見つけてしまいます。
死ぬために生まれた自分と死を力に世界を救う姉の運命が書かれた本を読んでいると雷が落ちます。
死ぬために生まれるからそれに相応しい人間になるわけね…と不自然な死や災害も人の印象までもと納得します。
上等だと思い、予言なんかと死んでたまるか、あがいてあがいて必ず爪を立ててやると泣きながら雷を見つめます。
するとイアナを心配したコノハがやってくると、窓の外には青空が広がっていました。
お姉様の世界は綺麗だと感じたイアナは、姉さえいなければ自分は死ななくていいという結論に達します。
私が生き残った後の世界にはこれよりもっと美しい世界が広がっているに違いないと呟きます。
転生前のイアナの理想の世界がこんなに美しい世界なのか理解した瞬間、目を覚ましました。
目を覚ましたイアナにイザークは早く本から出ようと言う言葉を遮って記憶を思い出したと打ち明けます。
予言で死の運命を持つ自分に関わった人たちが全て死に、予言を認めたくなくてあらがったけど結果は「悪女」のままだと立ち上がります。
自分が生きていれば世界が滅ぶなんて運命を信じられずに、生き残った世界が美しくあるように願ったと進んでいきます。
転生前の自分と同じでイアナもないものねだりだと分かったイアナは、イザークに私の世界は綺麗でしょうと微笑みかけます。
現実で見られそうなことをこんな本の中でしか見られないから私たち面白いよねと切なそうに微笑みます。
そんなイアナをイザークは抱き寄せ、もう帰ろうと精いっぱい気持ちを込めて伝えました。
すると現実でイアナとイザークが目覚め、コノハがイアナにいつものように尋ねます。
すると、お姉様…と呟くいつもと違うイアナにソルが違和感を覚えます。
その様子に気付いたイザークがイアナに手を伸ばし、教皇様に報告へ行こうと伝えます。
二人とも目覚めたばかりだからとギノフォートが一緒にと提案しますが、二人で大丈夫だと笑顔で拒絶します。
ソルが明らかに違和感を感じていると、教皇様が私ならここにいるとやってきました。
それだけ動けるのなら大丈夫だなと言い、二人が目覚めると信じて準備していたと伝えます。
全員、いますぐバルコニーへ行けと言われて向かうと、王都中の人が集まって歓声をあげていました。
さあ、ここから第三の試練を始めると教皇様が宣言しました…
転生悪女の黒歴史40話イアナの悪女の真相とは!?の感想
「悪女」の所以はとても切ない予言から来ていたのですね…
自分が関わったことが意志とは関係なしにすべて悪い方へ向かっていくなんて耐えられないですね。
きっとイアナもコノハと同じ志を持って色々と努力していただけに、コノハを妬むのも仕方ないのかと感じてしまいました。
固い見えない絆で結ばれたイザークとイアナの違和感に気付いたソルがどんな動きをするのか次回も楽しみですね!
次回の転生悪女の黒歴史41話が掲載されるLaLa6月号は4月22日発売です!