2022年4月7日発売の週刊少年チャンピオン19号掲載の「弱虫ペダル」のネタバレについてまとめました。
【前回のあらすじ】
箱根学園追い出しレースも中盤戦に突入。
かつて黒田は真波に敗れ、クライマーとしての自信を失ってしまいました。
真波に勝つことでクライマーとしての自信をもう一度取り戻そうとする黒田は、鬼気迫る走りで真波に1㎞の差をつけ、先行するのでした。
目次
弱虫ペダル681話ネタバレ
天城原峠、天城原トンネル手前100m地点。
そこに立つ古い道路案内の標識のポールは、毎年歴代の箱根学園のクライマーたちの戦いを静かに見守ってきました。
そして黒田は残り2㎞で、その決着のポールに辿り着こうとしていました。
後ろを振り返るも真波は来ておらず、完全に引き離したことを確認した黒田は、このまま独走で行こうと、さらにスピードを上げていきます。
黒田はループ橋で仕掛けて真波を引き離し、何度も全開で踏んで差をつけました。
手ごたえはありましたが、油断はならないと考える黒田。
真波が前方の相手が見えなくなったからと言って、諦める男でないことは、コース脇で共にレースを走りながら1番身近で見てきた黒田が、1番よく知っていました。
むしろ真波は見えなくなるくらい離されて、逆に燃えているだろうと考える黒田。
そのため、油断せず足を緩めず、ペダルを踏み続けます。
真波が並々ならぬ集中力を上げた時が、一番ヤバいときなのです。
一方、真波は黒田に1000mほど離されているにもかかわらず、なぜか体が喜んでおり、自然と笑みがこぼれていました。
体が細胞が全力で「追え」と言ってくる感覚になり、生きてると実感する真波。
気持ちが昂った真波は、黒田をポールより手前で必ず捕まえるべく、ぐんぐんスピードを上げていきました。
一方の黒田は絶対にポールより手前では真波に追いつかせないと考えながら、スピードを緩めずに走り続け、ポールまで残り1㎞となっていました。
そんな中、思い通りに行かなかった3年間を思い返す黒田。
クライマーとしてインハイに出ると息巻いて入った箱根学園。
練習で東堂を見て、あまりの鮮やかさに心を奪われ、黒田は「ゼッケン3」をつけることを決意しました。
しかし荒北に目をつけられ、自分の実力を思い知らされたのです。
強くなるために練習に本気で打ち込んで2年生になった時、1年の真波に負けました。
2年の冬に泉田からアシストとしての走りを提案され、黒田はその船に乗り、ようやく3年になってインターハイに出ました。
ほしかったゼッケンとは違う番号でしたが、存分に出し切ったレースになりました。
黒田に後悔はなく、感謝もしており、いいレースだったと胸を張って言えます。
思い通りではありませんでしたが、満足のいく3年間でした。
しかしもう1人の黒田はインハイを終えて振り返ってみた時、心のどこかでスプリンターとして走った泉田と、クライマーとして戦った真波のことを羨んでいました。
本来の望んだ姿で走り切っている彼らのことを、心にトゲが刺さった想いで振り返ってみていたのです。
黒田はクライマーに自ら蓋をしてしまいましたが、自分の手でその蓋をこじ開けるのだと決意します。
そして残り500m。
黒田は振り返りますが、真波はまだ後ろに来ていません。
残り400mになると、ほぼ直線コースとなり、ポールは間近に迫ってきました。
真波を倒してクライマーに返り咲くのだと決意しながら、後ろを振り返る黒田。
すると笑顔で追いかけてくる真波の姿が目に入りました。
見つけたと喜ぶ真波。
黒田はやっぱりそう簡単に蓋なんて開かないとつぶやきます。
それなら強引に開けるまでだと叫ぶ黒田。
そんな彼に対し、真波は「追いつきます!」と宣言するのでした。
弱虫ペダル681話感想
黒田との1㎞の差を真波が一気に縮めてきましたね。
決着のポールまであと少しですが、2人の勝負はどうなるのでしょうか?
次回の弱虫ペダル682話が掲載される週刊少年チャンピオン20号は4月14日に発売されます。