SHY-シャイ-129話ネタバレ!ピルツの母に対する思いとは? | 放課後マンガ

2022年4月28日発売の週刊少年チャンピオン22・23号掲載の「SHY-シャイ-」のネタバレについてまとめました。

【前回のあらすじ】

記憶を取り戻したものの転心輪を失ったピルツは、スティグマの力によって過去を思い出しました。

SHY-シャイ-128話ネタバレはこちら

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目次

SHY-シャイ-129話ネタバレ

ピルツの母は厳しい人で、看護師としての使命を全うするため、身を滅ぼすように仕事に打ち込んでいました。

他人の役に立たないなら死になさいと、自分にも他人にも求めるように生きていたようです。

ピルツは母が笑っているところをほとんど見たことがなく、母のことが怖いと感じていました。

ある日、ピルツは一人で寂しそうに食事をしながら、メイドのマリーに今度お父様はいつ帰ってくるのかと尋ねました。

マリーによると父も母も今週は忙しいらしく、戻れそうにないとのこと。

するとマリーはピルツがこういう時必ず父のことだけしか聞かないので、母のことは聞かないのかと尋ねます。

ピルツは、きっと母は自分のことを嫌いだと言いますが、マリーは母はピルツを愛していると否定しました。

しかしピルツは見え透いた嘘だと感じ、マリーを怪訝な表情で見つめます。

ピルツは母に褒められたこともなく、愛してると言われたことなど一度もありませんでした。

その時、家のチャイムが鳴り、マリーが玄関に向かいます。

すると玄関の方からマリーの悲鳴が聞こえ、ピルツは慌てて玄関に向かいました。

マリーの前には巨大な老婆が立っていました。

ピルツはそんな彼女を見て、悲鳴を上げました。

その老婆は104歳のスイス先代ヒーロー、ヘクセンでした。

どうやらヘクセンはピルツの父であるヘンリーに呼ばれたようです。

するとヘクセンはこんなチビを家に置いて何日も帰らないなんて、あのバカ夫婦もふざけた奴らだと言います。

しかしピルツは別に寂しくないと強がりました。

ヘクセンはこれからヘンリーの病院に行くついでに、子供一人くらいなら連れていけると言いますが、ピルツは自分が行っても迷惑なだけだから、絶対ついて行ったりしないと言い張りました。

それでも結局ピルツはヘクセンと一緒に、スイスのセントラル病院へと向かいました。

ピルツはやはり父に会えるのが嬉しくてたまらないようで一人で踊り出します。

しかしその時、ピルツは看護師長である母と遭遇してしまいました。

母は外出禁止と言ったはずなのに、どうしてここにいるのかと怪訝な表情でピルツに問いかけます。

そんな彼女を怯えながら見つめるピルツ。

さらに母は冷たい表情でピルツを問い詰めますが、ヘクセンが彼女を止めました。

母はヘクセンを睨みながら、人助けもせずに遊んでいるならヒーローを引退したらどうかと言い放ちます。

そんな彼女に対し、ヘクセンは笑いながら、引退したいから跡継ぎを探し中なのだと話しました。

そしてヘクセンは母に、いい加減曲がることを覚えないと、いつか自分が一番大切な人を殺すことになると忠告し、去っていきました。

ピルツは母と2人きりになり、ヘクセンの言っていた通り殺されるのではないかとドキドキして冷や汗をかきます。

しかし次の瞬間、母が突然その場に倒れてしまいました。

どうやら母は過労で倒れてしまったようです。

医者には何度も休暇を取れと言われていたようですが、母は今月もほとんど家には帰っておらず、帰っても論文を読んだりで全く休んでいなかったのです。

そのため医者は彼女に一か月休職するよう命じました。

看護師たちは母が休職することについて、しばらく小言を言われずに済むと安心していました。

そんな中、ピルツは病室で休んでいる母に、紅茶を持っていきます。

しかし母は、さっさと帰って勉強でもしなさいと冷たく言い放ちます。

倒れたお母様を残して帰らないと拒否するピルツですが、正直ヘクセンがいないと帰り方が分からなかったのです。

すると母は花や紅茶でご機嫌を取ろうとするピルツを変な子だと言い、自分なら自分には近づかないと話しました。

その時、父が慌てた様子で病室に駆け込んできました。

父は母が心配だったので素早く手術を終わらせてきたらしく、無事でよかったと彼女を抱きしめます。

母はあたしなんかのためにバカじゃないのと言いながらも、父を抱きしめ返しました。

ピルツは母のことが怖かったものの、なぜか嫌いではありませんでした。

母はピルツの大好きな父と同じくらい誰かのために一生懸命で、何より父を大好きな気持ちは、ピルツと同じだったのです。

そしてスティグマが本を閉じると、ピルツは夢から覚めたように現実へと戻りました。

スティグマはハッピーエンドというのは、どこで「おしまい」にするかだと言います。

ピルツの見てきた話も、ここで終われば「3人はいつまでも仲良く暮らしました」とハッピーエンドになるのです。

そしてスティグマは話の続きを知っているピルツに、この先を読みたいかと問いかけます。

しかしピルツはガタガタと震えながら涙を流すのでした。

SHY-シャイ-129話感想

ピルツはまだこの先に辛い過去を経験しているようですね。

果たして彼女の過去に何があったのでしょうか?

次回のSHY-シャイ-130話が掲載される週刊少年チャンピオン24号は5月12日に発売されます。

SHY-シャイ-130話ネタバレはこちら

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