めちゃコミックで連載中の「ひとになりたかった死神のお話」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
仕事と学校、勉強ばかりで遊んでいない侑人を遊びに連れ出したアヴァ。
しかし侑人は家に戻るなり母に怒られてしまいました。
死を願い続ける侑人と、謹慎が解けたアヴァは…?
目次
ひとになりたかった死神のお話4話【最終回】ネタバレ!
また何かやらかすなら冗談では済まされないぞ、と怒る先輩に、アヴァはただの好奇心だと慌てて返します。
それを聞き、死神の力を失って人間界へ送られる、命を狩れなくなるんだから楽しく無くなるぞ、と言う先輩。
けれどアヴァは、案外簡単に人間になれるのだ、と考えていました。
その頃、侑人は部屋に籠ったままでした。
母が扉越しに学校に遅刻するとか、ドラマの収録も控えている、と話しても一言も返しません。
結局仕事か、と思いつつ、海は楽しかったと感じる侑人。
近くのドアノブにはロープが括りつけられていました。
結局自分の欲しいものはどんなに頑張っても手に入らない、なんだか疲れてしまったと涙を滲ませます。
アヴァは変な奴で、突然居なくなったけれど最初で最後にそのままの自分を見てくれたかもしれない。
そう考えながらふっと優しい顔になり、侑人はロープを手に取ります。
そして死神課では、先輩がアヴァの暴挙を聞きつけて慌てて駆けつけていました。
何やってんのよアンタ、と言う先輩にこれで全部だと思うんですよね、侑人の悪口言ってた人達、と返すアヴァ。
これで人間になれますかね、私死神になりたくて、と沢山の人間の命を狩り取ってきていました。
死神では侑人以外に自分が見えないから、侑人がひとりぼっちじゃないということが皆に伝わらない。
だからこれできっとまた笑ってくれる、と人間の姿で下界を歩くアヴァ。
今まで命を狩る事以外に興味なんて無かったのに、きっとこれが恋と言うんだ。
本当に幸せな思いで、アルタ前を歩く途中、テレビの大画面から速報が報じられます。
それは侑人の自殺を知らせる訃報でした。
一緒に居たくて人間になったのに意味が無くなった、と絶望しながらそのニュースを見つめるアヴァ。
そこに、あんたはいつも人の話も聞かないで好き勝手に突っ走り過ぎなのよ、と先輩が現れます。
何故自分は今先輩が見えるんだろう、と思うアヴァに、仕事のマニュアル覚えてないじゃない、と言う先輩。
死期が近い人間には死神が見える、基本中の基本だと言って先輩はアヴァに鎌を振りかざします。
ああ、そうだったんだ、侑人が居ない世界にいてもつまんないし、また会えたら海とか見に行きたいな。
そう言って微笑むアヴァに、交差点に入り込んだ一台のトラックが近づくのでした。
ひとになりたかった死神のお話4話【最終回】感想
物凄いすれ違い…辛い…。
下界に落とされてもすぐに死期扱いにするって、かなりのペナルティですね。
元々人間として生かす事などなかったのか、それとも本当に死期なのか気になりますが…。
死んで死神になるとかもないのかなあ…侑人自殺ですけど…。
うーん、何かと色々気になってしまいますね、胸の締付けられる最終話でした…!