こんにちは。2019年5月25日発売のビッグコミックより、ましろ日【第53光 まさみ先生】を読みましたのでご紹介します。
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前話では、中居は世界一の伴走者だと自負していたが、いつのまにかそれが自信過剰につながり、過信となり一緒に走るランナーにそれを感じさせていたのだろう。
それが、山崎の”楽しくない“の発言につながったのだろう。旧友と会ってそれを思い出し、中井はチーム正太郎の一員となった。
目次
ましろ日【53話】最新話ネタバレあらすじ
加瀬ひかりと若山正太郎は一緒に恩師の光先生のお墓参りに出かけた。そこで田所順平に出会った。
聞いてみると順平も恩師のお墓参りで、しかも同じまさみ先生なのだ。なんという偶然、縁なのだろう。
どこかでみんながつながっている気がする。まさみ先生のお墓に手を合わせると、まさみ先生の声が聞こえてきた。
「広島は原爆が落ちたと言う特別な町よ。でも本当にもっと特別なのはそれで荒廃した町を、皆が手を取り合って復興したと言う事。」
だから、広島に住むからには幸せになるという覚悟がいる。
それは誰かのために生きると言う意味を持っている。
幸せは一人では決してなれないものだから。正太郎もまさみ先生と話をした。
お母さんはもう見つかったかと問われた。見つかっていないと答えると、まさみ先生は何にも言わずに悲しそうな顔をしただけだった。
正太郎の正しいと言う字は母親が付けたものだ。母親が自筆で正太郎の文字を書き、正太郎の入っていた駕籠の中にそのメモを残した。
正太郎はそれはおかしくないかという。子供を捨てるような親が、“正しい”というような文字を使うこと自体が・・・。
そのメモを正太郎は肌身離さず持ち歩いているが、まさみ先生は「それは母親の正ちゃんへの手紙よ」といった。
その意味では原爆ドームも亡くなった人からの、手紙かもしれない。今この町、広島に住んでいる人々に幸せになってほしいと言う意味を込めて。
山崎は東京には行かず、この広島でみんなと一緒に走って幸せになるのだと言い切った。
そして広島に残って、中井もそれに賛同して広島にやってきた。
ましろ日【53話】を読んだ感想
人は何故かどこかでつながっているのかと思う。不思議な縁でチーム山崎のメンバーは繋がっていた。
それは小学校の恩師のまさみ先生のお墓参りからだった。不思議なつながりだった。
まさみ先生の教えで広島が特別な町である事、あれほど壊滅的に破壊されながら、今これほど復興したことが特別であり、奇跡である事、それを知り、引き継ぎながらこの町に住む人は幸せになると言う覚悟を持たなければならないことを・・・知った。
ブラインドマラソンも同じである。幸せになる覚悟をもって走る。
ましろ日【54話】を考察
広島に住む人間は幸せになる覚悟を持たなければならない。それは人のために生きると言う覚悟を持つことだ。みんなで幸せにならなければならない。
ひかりはまさみ先生の教えからそれを理解した。そして山崎のライバル上杉に一緒に走らないかと提案した。
この前のマラソンで山崎に敗北した上杉にはまだわだかまりが残っている。すぐに、素直に提案を受け入れるとは思えないが、ライバルを含めマラソンで走ると言う事は、皆で幸せになることであり、そうならなければいけないのだ。