結ばる焼け跡【10話】最新話ネタバレ感想!金井田の過去 | 放課後マンガ

こんにちは。2020年3月6日発売の週刊漫画ゴラクより、結ばる焼け跡【10話】「中野」のネタバレと感想、次話の考察予想についてまとめました。

9話では、昭和20年の上野は終戦直後の悲惨な焼け跡が目立ちます。そこでは全てを失った者達の魂が集まっています。自分以外の家族を全て失った戦争孤児の兼吉は必死に日々を生き抜いている中、とある男性と出会います。

金井田という青年でした。その出会いは兼吉の心をほぐし始めたのでした。そして金井田の過去が今、紐解かれるのでした。

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目次

結ばる焼け跡【10話】最新話ネタバレあらすじ

便所にあった首吊り死体を見て、どうして心が弱い奴が中野にいたんだと呟く男性がいました。

それを聞き、すぐさま死体を見た金井田は驚き、死体を抱きしめます。その死体は畠という男性でした。場面は切り替わり、一同は部屋に集まって会話をしていました。

万年筆の改良して小型カメラを入れたものを誇らしげに語ったりする者もいて少しリラックスしている様子も伺える中、金井田は畠の遺影の前にずっと座ったまま、黙っていました。

部屋にいた1人が金井田に突っかかり、自殺するならお前だと思ったと暴言を吐きます。

運動でも勉強でもドベな金井田が自殺するのは納得できるという口振りです。

エリートだけが中野で学ぶことを許され、国を守るスパイとして認められるのだということを誇りを持って語る一部の男性に、しかし金井田は何も言い返さずに黙したままです。

そしてスパイの心得を説く場面に切り替わります。スパイは出来ないことがあってはならないと語ります。

泥棒に盗みを習い、何でも器用に分解し、何でも組み立てる、話せる言葉は2か国語以上で、他国で店を持てる位の何かの技術を身につけることが大事です。

技術面だけではなく、拷問に耐えうるために痛みに強くなること、気が狂わないようになること、毒に耐性を持つこと、様々なことを習得出来ることがスパイとして大事です。

毒の飲むシーンの後、皆がダウンしている中、小代は平気な顔をしていました。そして金井田も毒は平気でした。

小代は成り行きで金井田を酒に付き合わせます。人の死に慣れたくないという金井田の話に小代はなんで軍人になったのかと問います。

1人1人の1つ1つの死をよく考えたら気がふれるぞと忠告もします。

現在に場面は切り替わり、宿で雑魚寝をする金井田がいました。戦争が終わったらやることがなくなったと心の中で思います。

戦争を全て忘れるのが良いんだと無気力な表情で金井田は心に決めます。

結ばる焼け跡【10話】感想

今回は金井田の過去がクローズアップされました。スパイとして認められ戦力になるためにはこんなハードルの高い知識、技術、様々な耐性を身につけなければいけないのかと、正直驚きました。

まさに『過酷』の一言です。良いところの大学出身のエリートが大半な環境で金井田は生き抜いてきたのだと思うとひたすらに辛かったのだろうなと感じました。

戦争とは人の感情を麻痺させるとともに、自ら麻痺させないと生きていけないという人もいたのだなと思うと胸が痛みます。

結ばる焼け跡【11話】考察予想

戦争がもたらす害悪は果てしないです。戦争をするための準備、訓練はもちろんのことですが、戦時中の兵の命のやり取り、市井の暮らしぶり、そして戦後にも深い傷跡を残します。

今回は過去を掘り下げていますが、戦争そのものがあったからこその戦後のこの荒れ具合だと思うと今回の話はなくてはならないものだと感じます。

戦後の長い人生を生きていかなければならない兼吉と悲しみと辛さがあった戦争を生き抜いた金井田2人の今後がますます気になる展開です。

まとめ

2020年3月6日発売の週刊漫画ゴラクより、結ばる焼け跡【10話】「中野」のネタバレと感想、次話の考察予想についてまとめました。

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