こんにちは。2019年8月5日発売のヤングマガジンより、親愛なる僕へ殺意をこめて【第54話】を読みましたのでご紹介します。
前話をご覧になっていない方やもういちど振り返りたい方はこちらからお願いします↓
53話では、拘置所から逃走したB一は、頭を丸め隠していたスマホで調べた情報から、雪村京花のいる病院を特定し向か病院へ向かいました。
葉子が行方不明になってしまった時からB一が感じ始めた違和感。葉子のための復讐が始まります。
親愛なる僕へ殺意をこめて【54話】最新話ネタバレあらすじ
「葉子を・・・見殺しにする気か?」
と言う白菱の言葉と、葉子との記憶がB一の頭の中でぐるぐると回ります。
俯きながら歩くB一は1人の男にぶつかってしまい、そのまま絡まれてしまいます。胸ぐらをつかまれたB一ですが、B一は逆にその男の顔面を殴ります。
倒れる男を見下ろすB一は、「エ・・・エイジ・・・?」という友達の声で我に返ります。
すぐにその場所から立ち去ろうとしたとき、その男に絡まれていた女性から、ありがとう言われました。
これが雪村京花です。
家に帰ってもB一の頭からは葉子のことが離れません。
面倒な女が消えただけだ、アイツが悪い、俺には関係ない。そう言い聞かせながらB一は白菱に電話をかけようとします。
プルルルル、プルルルルと何度もなっているスマホ。スマホの横には切り取られた両耳。しかも四つ葉のピアスが付いています。
スマホの画面に表示される名前は”浦島エイジ”。
スマホを手にするのは雪村京花です。
「まさか アナタのほうを選ぶなんてね 本当・・・ガッカリだなぁ」
と京花が話しかけているのは風呂場で拘束され、体には大量の釘が打ちつけられて血まみれになった葉子でした。
口にもさるぐつわを着けられ話すことが出来ない葉子は一応まだ生きているようです。
しかし、おかげで葉子を殺す決心がついたと言う京花はそのまま葉子の顔に布を近づけます。
ガタガタという音と、声にならないうなり声が静かな部屋に響きます。B一からの電話もまだ鳴りやみません。
葉子は完全に絶命し、京花はその横で笑顔で笑顔で飲み物を飲んでいます。電話は出ることが出来ませんと、完全に切れてしまいました。
スマホを投げつけるB一。話は現在へ戻ります。既に病院へ侵入したB一ですが京花の病室の前には警察官が見張りとして待機しています。
病院の職員が警察官にコーヒーの差し入れをしている様子を眺めているB一は近くにある”薬局”に気付きます。
遠くから見つめる京花の病室、中で眠る京花。B一の目には怒りが現れています。
親愛なる僕へ殺意をこめて【54話】の感想
葉子の殺され方がとても可哀想でした。残酷、かつリアルに描かれていて人によっては気持ち悪くなってしまうかもしれないほどでした。
この漫画の初めの方で出てきた京花を助けたという暴行事件が、葉子のことを考えていたから起こったということが分かり、すごい伏線だったんだと感動しました。
最後のシーンのB一の目から感じ取れる強い強い怒りや憎しみの感情は最期の最後で、B一から冷静な行動をできなくさせてしまうのではないかと思います。
親愛なる僕へ殺意をこめて【55話】を考察
B一はどうにかして、見張りの警官の意識を奪おうとしているのでしょう。夜の誰もいない薬局から奪うのは睡眠薬でしょうか。
流石に殺してしまうことはないと思います。飲ませ方は、コーヒーメーカーに既に睡眠薬を入れるか、自分が病院職員に成りすまして直接睡眠薬入りのコーヒーを持っていくかのどちらかだと思います。
可能性としては後者の方が高いでしょうか。京花を殺せばB一は今度こそ大人しく捕まると思いますが、この殺害計画が成功するかが分かりません。