こんにちは。2019年5月24日発売のCheese!より、「執事たちの沈黙」第35話を読みましたのでご紹介します。
第34話では、椿に「ヘタクソ」呼ばわりされてついにキレてしまった和己。彼が椿の手を引いて半ば強引にやってきたのは、なんとラブホテル…。椿が待望していた”2回目”は、まさかこんなところで済まされてしまうのでしょうか…!?
目次
執事たちの沈黙【35話】最新話ネタバレあらすじ
「男なめてんじゃねぇぞ」そう言いながら椿の手を引きラブホテルへと入っていこうとする和己。椿は抵抗しますが、壁に押し付けられてしまいます。
和己は「ヘタクソ」呼ばわりされて相当にキレてしまっている様子です。
椿がいっていた「ヘタクソ」とは、行為そのもののことではなく「乙女心を理解するのがヘタクソ」という意味だったのですが、和己はもはや聞く耳を持ちません。
「ラブホって部屋に窓がないんだぜ。おまえが泣こうがわめこうが誰にもきこえねぇ」と更なる脅しをかけてくる始末…。
更にトドメの一言。「気絶するまでかわいがってやるよ」その言葉に恐怖したのか、椿は涙をながしして震えながら謝ります。
しかし次の瞬間それは間違いでした。
なんと椿は、「気絶するまでかわいがりたいほど和己がそんなに求めてくれている」と、たいそうめでたい勘違いをしていたのです!またも暴走の始まる椿。
和己が飛びとめるのも聞かず、ラブホテルの高い部屋を選びボタンを押してしまいました!高額なホテル代に和己は驚愕。
「なんでもかんでも飛びつくな!」と椿を捕獲します。
そんなやり取りをしていると回りの目が痛くなってきました。とりあえずこの場はホテルの部屋へ逃げ込むことにした二人。
「この場はちゃっちゃとヤッてしまうほうが得策」そう考えた和己は、椿が喜びそうなシチュエーションを演じて彼女を攻め始めます。
すると唐突に旦那様から「今日早く帰れる」との連絡メッセージが。
しかも今日にかぎって旦那さまの夕食のリクエストは煮込み料理のビーフシチューでした。時間のかかるレシピのため、椿と事に及ぶ時間も限られてきました。
和己は椿を集中させ、短時間で満足させることにします。行為後、和己は椿の過去を思い出していました。
雨の中何時間も父の帰りを外で待つ椿。和己はそんな椿の相手をよくしたものでした。和己の手作りのビーフシチューを、涙を流しながら食べる椿の幼少期を思い出します。時は現在にもどり―――。
時間がないため本日のビーフシチューは出来合いのもので誤魔化さざるをえなくなりました。そのことについて少し不満そうな椿。
ですが和己を後ろから抱きしめ、満面の笑みで幸せそうな表情を浮かべるのでした。
執事たちの沈黙【35話】を読んだ感想
今回も和己の数々の台詞に胸がキュンとなってしまいました。攻めっ気の強い男性っていいですよね。そんな和己に負けず劣らずの破天荒っぷりを披露する椿お嬢様とのやりとりが非常に面白いです。
それにしても椿は本当にポジティブというか…物事を自分の都合の良いように解釈するのが大得意のようです。
お嬢様育ちゆえの根っからの性格なのでしょうか…。振り回されている和己が不憫でなりませんが、この漫画の毎回の最大の見所といえばズバリここといえます。
執事たちの沈黙【36話】を考察
ラストのシーンで和己がビーフシチューを手作りしないことに対して不満を漏らす椿。幼少期の涙がでるほどおいしかったあの和己手作りのビーフシチューを思い出してのことなのでしょうか。なんだか微笑ましく思えてしまいました。
それにしても、椿はお嬢様育ちなので「ラブホテルでするなんて嫌!」などと言うと思っていましたが…全くそんな素振りは見せませんでしたね。和己とできるならどこでもいいのでしょうか。
なかなかに肝の据わったお嬢様です。ラストページの予告では「確かに重なる二人の心。だったけど―――!?」という気になる一文が掲載されています。
次回はまさかの波乱の予感でしょうか?現段階ではどのような内容なのか推測できかねますが、その文楽しみが増えますね。次号を首を長くして待つことにいたします。