令和4年3月24日発売の月刊LaLa5月号掲載の「転生悪女の黒歴史」についてネタバレをまとめました。
【前回までのあらすじ】
中庭から出ようとして倒れている周を見た縣は無茶だと叱ります。
縣が二人の力になりたいと言いますが、ここから出せと訴える周に縣は何も言えなくなります。
周は自分より晶についていてくれと言い、その頃雪人は外へ出たいと母親に伝えますが怖い所だから駄目だと言われていました。
黒田は天堂家を解雇された使用人の誰一人が行方が分からないことに不信感を抱いていました。
立花はらんの奇行は雅人のせいだと言い、雅人も自分のせいだと理解しているのでらんに声を掛けます。
そして縁側でらんに金平糖を渡して喜ぶらんは、雅人から亡くなった母親について聞かされます。
自分が雅人の生きる意味になりたいと願うらんはずっとそばにいますと伝えます。
それを聞いた雅人はその命を俺のために使えと抱きしめました。
その頃、小山内常子が頬を染めてある屋敷へ入って行っていました…
目次
常子はティーカップを持ったまま、手紙をもらったときは舞い上がってしまったと招待してもらったお礼を伝えます。
正面には操が座っており、常子にご縁が出来たからもっとお話ししたくてと打ち明けます。
天堂家をもっと知りたいし、操は憧れだからと常子は褒めちぎります。
噂の多い社交界で物怖じしない毅然とした態度を父親も称賛していると伝えると、男爵は自分を買いかぶっていると操は謙遜します。
常子は雅人の事も父上に似て精悍な若者だと褒めていたと言い、舞踏会でも雅人の話でもちきりだったと頬を染めます。
本当に素敵な方で驚きましたと言う常子を操は見つめ、時計を見てこんな時間ねと声を掛けます。
気が合うからまたお話しできたら嬉しいわと伝え、庭の紅葉が綺麗だから案内させるので帰り際にご覧になってと提案します。
広い庭に感激して案内がなければ迷子になってしまいそうと考えながら、雅人を思い出していました。
この敷地内にいるのだろうかと思い、物語の中から抜け出してきたような方だったと舞踏会の夜に思いをはせます。
あの場の誰もが釘付けだったと振り返り、婚約者が来ていたことに気付かなかったと羨ましく感じていました。
隼人さまも素敵かもしれないと言っていた清子お姉様の言葉を思い出します。
雅人より素敵な方なんて…と考えていると案内の人を見失ってしまいました。
動かずにいた方がよさそうと考え、紅葉に目を奪われながら偶然あの方が通りかかったりしないかしらと考えていました。
すると、とてもきれいな男性が居て病的な感じがするとみていると、その男性は飲んでいた水を噴き出してせき込みます。
心配した常子が側へ行きますが、手を振り払って走り出しますが転んでしまいます。
おろおろしている常子に竹の水筒を投げつけて寄るなと訴えます。
すると新たにスーツ姿の男性が現れて大丈夫ですかと声を掛けると、手を振り払って去っていきました。
するとスーツの男性がここは隼人様の散歩道で人払いをしている筈ですがと常子を責めます。
操様の勧めで庭の紅葉を…と伝えますが、こんな場所まで踏み入るなんて図々しいと言い捨てて去っていきました。
スーツ姿の男性の背中にすみませんと伝えると、使用人が迎えにやってきました。
振り払われた手の痛みに、何が起きたのか常子は動揺していましたが、あの方が隼人様で自分の婚約者だと気付きました。
鴉がソファの上でらんが来てくれるか不安で落ち着かないと榮に訴えます。
隼人様が部屋から出て来れないから静かにしてくださいと榮は冷たく言いますが、鴉は構わず続けます。
刺し殺したと思った好きな娘が生きていて再会したのに、警戒されて指一本触れられないと嘆きます。
前は粗削りな感じだったのに、久しぶりに会ったら女っぽくなって瞳もキラキラしてすごく可愛いと語ります。
攫ってしまいたいけど鬼みたいに強いから返り討ちに遭うからどう口説くか考えるだけで楽しいと言ってどう思うか尋ねます。
そんな鴉の言葉も耳に響かず、最近雅人様の調子が良かったのにと榮はため息をつきます。
庭で見知らぬ婦女子と遭遇して振り出しに戻ったから、来週の三十三回忌どうしたらいいのでしょうかと頭を抱えます。
鴉も榮の言葉にさぁ…と答えるしかありませんでした。
らんと雅人はソファの上で深く口づけをしており、どうしてと尋ねるらんに金平糖を一緒に食べようと言ったのはお前だろうと返します。
こんな食べ方をするなんてと訴えるらんに、嫌なのかと雅人は頬に手を当てながら尋ねます。
嫌じゃないと頬を染めるらんに、雅人は金平糖を含んでらんに口を開けろと促します。
口を開けたらんに、口移しで金平糖を渡してらんは思わず声を漏らします。
金平糖が食べたくなったらいつでも来いと言う雅人にはいと返事をするしかありませんでした。
部屋に戻ったらんは、この前にみたいに話が出来たらと思って部屋で雅人に金平糖を差し入れに行っただけなのに…と振り返ります。
口が甘いと感じ、金平糖を食べに行ったらまたしてくれるのかなと考えてしまった自分に赤面してしまいます。
そして半月の夜、鴉に会いにらんはやってきていました…
天堂家物語第52話天堂家の闇と甘い金平糖に込められた想い!
さてさて、操はどこまでわかっててやっていたんでしょうね…
隼人の散歩コースや時間など知り尽くしていた犯行みたいですね。
自分に心酔している常子を雅人の婚約者にしようと企んでいるのでしょうか?
隼人の調子まで崩すなんて何か企んでいるようにしか思えないですね。
らんと雅人も両想いなのは分かりきっているのに、お互いに踏み出せないのか不思議ですね。
さて、次回はらんと鴉はどんな取引をするのでしょうか?
次回の天堂家物語53話が掲載されるLaLa7月号は5月24日発売です!